ホワイトタイガーにみる大牟田市動物園の思い

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光の錬金術師れいあ
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はい、れいあです。

大牟田市動物園の取り組みについてはレッサーパンダのレン君に会いに行く福岡紀行にてよく書いていますが
この数年、大牟田市動物園が九州を中心とした西日本のメディアに登場しています。
全国ネットでも、ちょこちょこ登場するようになりました。
2016年にNHKの番組で取り上げられたときの記録はこちら。↓
ハズバンダリートレーニングを行う大牟田市動物園  May, 05, 2016
http://funkysista.blog88.fc2.com/blog-entry-3647.html

そして今度は日本テレビ系でとりあげられました。

それはホワイトタイガーに対しての大牟田市動物園の看板が物議をかもしてる??そうで。

「今後 ホワイトタイガーは飼育しません」

という看板。

なぜそうなのか。
なぜそれをいま掲げているのか。

ホワイトタイガーというと白虎ですが生物学的に白虎っていないそうなんです(という内容をいつか書いたような気がしますが・・)
ではなぜホワイトなのかというと・・・交配の仕方に問題があるわけなのですが
それについて動物園の説明が動画であります。

以前動物園ではゾウを飼育していて、
ゾウがいなくなったいま、動物園のゲートには
「ゾウはいません」
という看板がありました。
それについてはワシントン条約に関連してくるのですが
それもあいまって日本ではレッサーパンダもですが
ブリーディングローン、動物の貸し出し展示という形をとり交配していくことが多いんですね。
動物の家系図みたいなものがあれば、わかりやすいんですけどね。
市川市動植物園や鯖江市動物園はレッサーパンダの繁殖に力を入れていますが
そのためか家系図みたいなものがちゃんとあります。

ワシントン条約、野生動物関連についての記事はこちら↓

動物園の「いま」を考える  August18, 2016
http://funkysista.blog88.fc2.com/blog-entry-3703.html

ホワイトタイガーについての動物園の看板は4月に動物園に行ったとき写真をとっていたのですが
旅行記事を1日の記事になかなかまとめきれなくて・・・

わたしが大牟田市動物園から学んだことは数多くあるのですが
特に動物の目線で考えていることが多いのです。

以前はハズバンダリートレーニングという取り組みが数年前注目されていました。
それは麻酔などなしに血圧をはかったり、体温測定、体重測定をするため
ライオンなどの猛獣類にいたっても麻酔を使わないようにするには
日ごろのトレーニングが必要になってくるのです。
そんなトレーニングの取り組みを学会などで発表をしたりしています。

この最近は環境エンリッチメントという取り組みが行われています。
それは狭い獣舎をいかに空間を広く使っていくのか、
動物の生態などにあわせた空間を作り
動物たちが退屈せず、従来の行動ができるような
そんな取り組みといえばよいでしょうか。

このような動物園の取り組みについて
生涯教育として、小さい子からお年寄りまで、様々な目線で
動物に対する興味、生物に対して、
生きるということに対する意味を考えさせることを
大牟田市動物園では積極的に行っています。

動物福祉としての動物園の在り方に取り組んでいる園は
まだまだ数少ないため、これからも応援していきたいと思っています。

このニュース記事は、一定期間後削除されるためスマホからキャプチャをとりました。
そのあとに先日のGWのとき、園内で動物園のひとにききたいことを募集し
それを掲示板で張り出しているようなので
そのPDFから動物園の姿勢のような面をあらためてみせられたので
それもスマホからのキャプチャでご紹介していきますね。

興味があります方は、最後までお付き合いくださいませ。

「ホワイトタイガーやめます」動物園の思い(日本テレビ系(NNN))
































ちなみにアルビノ種と白変種は違っていて、ホワイティは白変種なのだそう。
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「今後ホワイトタイガーは飼育しません」――この看板を設置したのは福岡県にある「大牟田市動物園」。看板の理由を動物園に聞いてみると様々な問題が見えてきました。

大牟田市動物園で飼育されているメスのホワイティ。彼女の眼球は内側に寄ってしまっています。実はほとんどのホワイトタイガーは斜視や関節の異常など、生まれつき病気を抱えていて、個体によっては長生きできないといいます。何が原因なのでしょうか?

そもそも“ホワイトタイガー”という種は存在せず、ベンガルトラの中で体毛が白くなる遺伝子を持つのがホワイトタイガーです。日本におけるホワイトタイガーの繁殖は、数も少なく良い相手を見つけることが難しいため、やむを得ず兄妹や親子を交配させているのが現状。こうした不自然な交配を繰り返すことで、病気をもって生まれてくる個体が増えてしまったといいます。

さらにホワイトタイガーが増えると、園内にあるトラの飼育スペースをホワイトタイガーに割くことなり、新たに普通のトラを飼育するスペースも少なくなってしまいます。これは絶滅が危惧されるトラを保全することに矛盾してしまう――そう考えた大牟田市動物園はホワイティ以外のホワイトタイガーを新たに飼育しないと決めたのです。

大牟田市動物園・冨澤奏子さん「ホワイティが生きている時になぜこんなことを書く必要があるのかと言われたりもしたんですが、当園としては生きている時に出すことに意義があると思っていますので、これを機会に正しい理解が深まっていけばと思っております」

ホワイティが少しでも長生きできるように大切に飼育していくということです。



このホワイティについては動物園のスタッフの方の子供たちからの質問の答えにも見られます。


Q:「なんでどうぶつえんをやっているのですか」
大牟田市動物園のスタッフさんの回答
「どうぶつのみりょくをつたえるためのどりょくをしつづけるためにそんざいしています。

私たちの普段の生活で野生動物に出会えることはあまりありません。
でもテレビやYoutubeで野生動物をたくさんみることができるからそれでいいという人もいます。
美しい動画で動物のすばらしい行動を観察することはできるかもしれません。
でもにおいをはじめとする

五感で動物をかんじるところ

それが動物園なのだと思います。
そして、動物の魅力をあますところなく伝えるための努力をし続けるために
私たち動物園は存在しているのだと思います。

動物園を大使館に例えるとわかりやすいかもしれません。
国内外の様々な環境に生息する動物たちは、動物園においては「大使」です。
そして彼らが暮らす動物園は「大使館」です。
大使館に大使をお迎えし、心地よく暮らしてもらえるように
大牟田市動物園では様々な工夫をしています。
そしてその工夫を伝えることが大牟田市動物園の使命だと思っています。

私たちヒトも動物も地球という惑星の環境の中で生活しています。
私たちの生活が、遠く離れた国々の人々や動物たちの生活に影響を与えていること、
逆にわたしたちの生活も影響を受けていることを知ってほしいと思います。

また未来の世代の人や動物たちにきちんと地球の環境を守りながら引き継いでいく責任があることに
思いを馳せてほしいと思います。」


質問「どうぶつに なつかれるまでの みちのりは?」
大牟田市動物園スタッフのこたえ
「動物園の動物は 将来野生に帰る可能性があります。
今いる動物が帰れなくても、その子どもの子どもの子ども・・・の時代になったら
もしかしたら野生に帰れるようになるかもしれません。
そのときに人間になれてしまっていたり、野生で必要な行動を失ってしまうことのないように
動物園では、なるべく野生下での行動を数多く引き出せるような環境づくりをしています。
また、極力わたしたち人間になつかないように飼育をしています。
ただし動物の健康管理のために動物に協力をしてもらえるようトレーニングを行っています。
このトレーニングをハズバンダリートレーニングとよびます。
トレーニングの道のりですが、どんなことを目的として、
動物になにをしてもらおうとしているのか、あるいはそれぞれの動物によっても変わってきます」



そのほかの質問はこちらにあります。
https://tinyurl.com/ycwfh58a

さて5月にレッサーパンダのまいちゃんの受胎確認のためハズバンダリートレーニングにてエコー検査をしたようです。
そのときの動画がこちら↓


そして来週、久しぶりに行ってきますよ!
6月21日はレン君の誕生日なのです。

世間はシャンシャンの誕生日で沸いておりますし
来週は世界キリンデー(夏至はレン君の誕生日ですが世界キリンデーでもあるのです)
園内は今年もキリンさんでわいてるんだろうなー!

今から楽しみです!


最後までおつきあいくださりありがとうございました!


(追記)
ホワイティについて椎原園長よりコメントがありました。
色々ツイートみてみたけど、ほぼみんな大牟田市動物園の行動を応援してるみたい。
ただ、ニュースの報道の仕方は、ホワイトタイガーの交配をいまもしてるかのようにも思えるところが。


光の錬金術師れいあ
Posted by光の錬金術師れいあ