れいあ

グレイテストショーマン見たよ(ネタバレあり)

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はい、れいあです。
ようやくDVDになったのでグレイテストショーマンを見ました。
2回ほどレンタルで見て、DVDを購入しました^^

これ、まわりの評判がすこぶるよい映画だったんですね。
最初はアロマでお世話になっているMischa先生に話を聞き、よかった、泣いた!というあと
お客さんに話をし、やはりよかったということをきき、
キネシオロジーの慶太さんにも「これは見ろ!いいぞ!」ということをきき、
そのあとこれを見たお客さんにも何人も「いい映画なんで見てください」とおすすめされ
気づけばDVDが出ていたという・・・
ララランドのチームがかかわっていることもあって
ストーリーこそ単純ではあるものの、見せ方がうまいというか、よかったです。

ざっくりいうとサーカスというか、ショービジネスの世界をめぐる物語なのだけど。
どのようにし始まったのか、そしてその中で起きてくるドラマを中心に描かれている。

このヒュージャックマン演じるP.B.バーナムとは、
映画のあと調べてみたらアメリカでは有名な教科書に出てくるレベルの人らしいです。
1800年代に生きた、それこそ南北戦争とかの時代なので
奴隷とか当たり前の時代ですから
現代におきかえて見るのは、ちょっと違う観点から見たほうがよいかなとも思いました。

あとゼンデイヤの存在感がすごい。
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Zendayaとはアフリカのとある部族の言葉で感謝というそうですよ。
ゼンデイヤの演技力、ダンスなどひきつけられました。

映画って見る観点が人によってまちまち。
どの役に感情移入するかによってもかわってきます。
映画って特にそういう個人の価値観がわかりやすいよね。

以下いわゆるネタバレ含むので、
見たことがない方は、ストーリーを知りたくなければ見ないでねw



これを見る以前、ストーリーを聞いたとき
わたしは丸尾末広の少女椿を思い出していた。
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少女椿(アニメ版)はいわゆる見世物小屋の物語なんだけど
昭和初期以前は日本でも人身売買が当たり前のようにあった時代。
一環として暗い物語なのだけど、わたし、これ鬱真っ盛りの時にエログロなものが大好きで
思えばこういうのばかり惹かれていたんだよね・・・

そしてこのグレイテストショーマンもいわゆる黒人とか身体に障害をもった方々をステージにあげるのですが
彼らからしてみれば、これまで奇異の目にさらされたり遠ざけられたり、いじめにあったり
そんな人生をずっと味わってきたわけですよ。

だけどグレイテストショーマンの素晴らしいところは
彼らがステージにあがって

「自分」というものを表現していくうちに自分に自信がつく

ということにわたしは一番感銘というか感動しました。

これまでは家族にすら疎まれていたという気持ちから

自分がいてもいいんだ!

というふうに

「自分の居場所」を見つけること

そしてそこには愛も夢もあること。

それがわたしが一番自分になぞらえて感動したところです。

最後には主人公がそこに気づかされていくという物語です。
というのも主人公であるバーナムのほうを追っていくと
「成功」
ということがテーマになっていくかんじです。
最終的には「家族の愛」にもなってくるのですが。。
さらなる成功を追い求め、
家族やショーに携わる仲間たちに対して、彼らはないがしろにされたと感じる時期が映画の中でありました。
でもわたしから見たら、バーナム(ヒュージャックマン)に愛が彼らになかったわけではなくて
説明不足というかコミュニケーション不足というイメージがありました。
自分はあらかじめこう思う、ということを伝えることが必要だったのだろうなと。

バーナム(主人公・ヒュージャックマン)は親が仕立屋なのですが、
そんな少年時代にとあるお嬢様の家に行き、一人の少女チャリティに恋をします。
バーナムはそこでチャリティを笑わせるとチャリティの父親にたたかれ、娘に近づくなとバーナムの親の前でいわれます。
当時は上流階級との貧富の差が大きく、
上流階級のところで服を作る仕立屋の父親を持つバーナムは
上流階級の人々からは差別的な目線で見られる屈辱的な思いが小さいころからあった。

仕立て屋ってそんなふうな職業だったの?と思ったんだけど
思えば1992年に「仕立て屋の恋」というフランス映画があって
「髪結いの亭主」なんかで有名なパトリス・ルコント監督の作品。
「仕立て屋の恋」は恋愛映画ではありますが
パリに住む仕立て屋の主人公はユダヤ系の移民で殺人歴を持っている。
というわけで周囲からはやはり差別的に扱われていたりします。

そしてチャリティは花嫁学校へ行き、二人はいったん離れ離れになります。
一方バーナムのほうは母親が出てこなかったのでいない設定なのでしょうが
父親が亡くなり一人で生きていかなくてはならなくなりました。
しかしお金がなくパンを盗んだり、新聞を配ったり、そうして生活をしていきました。

まぁこのあたりはミュージカルなので歌によって表現されていくわけなのですけどね。
そしてやがてチャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)のもとへ。
二人が結婚し子供が生まれるというところから、ある意味メインのこのストーリーが始まります。
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なんかやっぱりララランドな雰囲気が・・・
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あるときバーナムは働いていた会社が倒産になり、
アジアで沈んだ船の証書を得て担保にし銀行に融資をしてもらいます。
(まぁ、それそのものが詐欺的行為なのは確かなのですが)
そのお金で蝋人形やギロチンなどを展示したバーナム博物館をオープンさせるもお客さんは来ません。

奥さんであるチャリティは上流階級の育ちではあるけれど
暖かいものを求めていたこともあり、
苦労しても、家族がみんなであたたかな生活、ささやかな幸せを求めていたんですね。
一方旦那であるバーナムは夢を追い続け成功を求めるわけです。
バーナムはなんといっても斬新な発想、奇想天外なアイデアがウリ。

そんなある日、バーナムは娘から

「生きてるものを置かなきゃ」

といわれます。

彼女は「人魚やユニコーン」というのですが

「奇抜なもの。それがパパの口癖よ」

という言葉をきっかけに小人症の少年を口説きつづけるバーナム。
そしてバーナムはこういった。

「君に敬礼する」

バーナムは「ユニークな」人たちを募集しました。

わたしはこのとき感じたのは
このような批判があがりそうな、いわゆる炎上案件の人権がかかわるようなテーマを
よくぞここまでメインに扱えたなというところ。
先述の仕立て屋の恋は89年に完成していた映画だそうですが
差別問題を感じさせないような恋愛映画になっています。
この映画では

「姿で笑い者にされる人たち」

そこには

「嫌われることへの怖れ」

があります。

わたしが常日頃感じているのは
今の世の中、表立っては「個性を尊重」といったりしますが、
本来みんなが個性を持って生まれてきているのに
自分の個性がわからない人も多いです。

「他と違うことへの恐れ」

から自分を隠したり出せなかったりすることはよくあります。
それが自己肯定ができないこと、自己価値というものにもつながることが多いのも事実。

自分を認められない

ということはセッションでもよく出てくるテーマですが
自己肯定、自己価値、
そして自分の存在意義についてまで深くなることもあります。

アメリカはたくさんの人種があって、だからこそ社会問題としても深刻なわけですが
この映画はバーナムのスタンスをどう見るかがカギになるように思えました。
バーナムが彼らを「見世物として商売に使った」とみるのか。
事実団員?の彼らは「利用された」と途中でいうシーンがありますが。。

自分たちでいて、そのままでいても大丈夫

というふうに気持ちを盛り上げ、
彼らをショーで注目を浴びてかがやかせたということは、ある意味

バーナムは彼らの心を育てた

というようにもわたしには感じられるのです。
その結果プロセスとしてバーナムに自らの意見が伝えられるようにまでなったんだろうなと思うのです。
だって自分の存在意義にまで疑問をもっていたら、
自分のホームのボスでもあるバーナムに
自分の意見として伝えられなかっただろうなと。
下手したらそこに自分がいられなくなる可能性だってあるわけですからね。
仮にもしそうなったとしても自分を守るという気持ち、自己価値を自分に見いだせるまでになっていたのだろうと。
つまり自分に対する愛が育ってきたのだという見方をわたしならします。

親に「隠れてろ」といわれ閉じ込められていた日々。
彼らはようやく「自分」であることに目覚めたのです。

「自分を生きる」

ということをバーナムから教えられたともとれます。

「誇りを持って欲しい」

とはバーナムの言葉。

反対派に抗議デモをされつつも、めげずにバネにしていく
そんなバーナムの強さと自信が彼らを強くしたのだと思うし
見ていてもこちらが元気が出てきます。

バーナムはやがてサーカスが成功し、豪華な家を買うのですが
しかし、まわりからは成り上がりといわれバレエを習う娘はまわりから嫌われてしまう。

そんな折、イギリスで新作劇があたったフィリップ・カーライル(ザック・エフロン)と出会い
ビジネスパートナーにとくどきます。
そこでフィリップにいくら報酬を払うのかということもやっていくのですが
そのときのテキーラ・バトル?もとてもいいかんじでかっこいい。
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フィリップとの出会いはバーナムに大きな変化をもたらしました。
それはイギリスのヴィクトリア女王の招待につなげたのです。
しかしそこで

「誰がイギリスへいけるか」

と団員でちょっとシリアスになりつつも全員で行くことを条件にし、イギリスへ行くことになったのです。
そこで欧州随一のオペラ歌手ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)と出会いました。
ジェニーリンドの収入は孤児に寄付しているそうで
スウェーデンのナイチンゲールと呼ばれたんだそうです。
バーナムはニューヨークでの公演のオファーをしました。
ニューヨークでの公演は大成功。

「スポットライトの輝きも満ち足りなくわたしにはむなしい」

という歌を歌うジェニー。
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スタンディングオベーション。大喝采です。
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しかしその歌詞にも意味がありました。
そのあとのパーティでチャリティの両親がきたので孫娘を紹介するも両親に孫娘を紹介することを抵抗したチャリティ。

「クズの人生しか送れない僕のようなクズの男に」

とチャリティの父親にいうバーナム。
チャリティの父親から

「しょせん仕立て屋の息子だ」

といわれたバーナムは両親をパーティから追い出し、チャリティもその場を後にします。

いくら成功してもバーナムは身分のことで父親のことも傷つけられ、自分を傷つけられた
そんな上流階級に対する敵対心のようなものも感じます。
雰囲気が悪くなるパーティ会場。
そこでジェニーは機転を利かせてシャンパンで再度祝杯をあげました。
ジェニーはバーナムに

「生まれつき恵まれている人には理解できないの」

といいます。

ジェニーは婚外子で生まれ
「価値のない人間」だと時々感じることをバーナムに伝えます。
それが

「心の穴は大喝采でも埋められない」

という歌の意味につながっていくのです。

そんなパーティの場に、今度はレティ率いる団員たちがジェニーに会いたがり、やってくるのですが
バーナムはあわててレティたちに会場に入らせないようにしたため落胆するレティ。

これについてわたしにはカーストみたいに感じました。
バーナムは上流階級からは成り上がり(ピーナツ)といわれ、
団員や家族には、疎んじられているように思われるような立場になっていきます。
上を見ればきりがなく、下を見下すのもきりがないというか。
自分より下として見くださないと自分を保っていられないというのは
人間の愚かさそのものですね。
だけどバーナムは団員を見くだしていたでしょうか。
わたしには映画の流れを追うと、そのようには感じないんですよね。
というのも直前にチャリティの両親が現れ、自らが馬鹿にされ、見下されていたという認識をもたせられ、
直後に「ユニークな」団員を自ら追い出すというこのテンプレートは
通常であれば、そこでなにか気づくと思うのです。
そう、それは自分の闇の部分です。

そしてレティたちの歌が始まります。
この歌が感動モノなんです。

私は暗闇を知ってる
言われた 隠れてろ お前など見たくない
体の傷は恥だと知った
言われた 消えろ 誰もお前など愛さない

でも、心の誇りは失わない
居場所はきっとあるはず
輝く私たちのために

言葉の刃で傷つけるなら
洪水を起こして溺れさせる

勇気がある 傷もある ありのままでいる

これが私

気をつけろ 私が行く
自分で叩くドラムが伴奏
見られても怖くない 謝る必要もない

これが私

心に弾を受け続けた
でも撃ち返す
今日は恥も跳ね返す
バリケードを破り太陽へと手をのばそう

私たちは戦士
戦うために姿を変えた

心の誇りは失われない
居場所はあるはず
輝くわたしたちのために

わたしにも愛される資格がある

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自分を輝かすことが、できてきて
堂々と自分の人生を生きていくことを肯定し、
自分を肯定し強くなった彼ら。

一方でニューヨークを出てジェニーと全米をまわろうとするバーナム。

「リスクなしに成功はない」

そうです、バーナムは成功を追い求めるが故、
大切なものを見失っている状態になっているわけですね。

この一連の状態をチャクラ的な解釈ですれば

レティなど団員達は第3チャクラの問題
チャリティなど家族は第4チャクラの問題
フィリップは第5チャクラの問題
バーナムは第6チャクラの問題

というふうにとらえられます。

バーナムは一見第5チャクラとも思うのですが
これは反対派を含めたネガティブな集団意識に対するものへの浄化ができていません。
結果、自分にとっての真実をキャッチしていくというインスピレーションが得られにくかったという印象です。

この物語はフィリップとアン・ウィーラー(ゼンデイヤ)との身分違いの恋も同時で進行していきます。
ジェニーの公演のときフィリップは自分の親に会い、
アンのいる前でアンをメイド扱いし、怒ります。

アンは

「あなたにはあの視線はわからない、世間がどうみるか」

そこで歌と空中ブランコのアンのダンスがはじまります。
それはまさにポールダンス的な格好良さ!
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かっこいいです、ゼンデイヤちゃん!
ハリウッドの俳優さんのすごさってこういうところに感じます。
すべて自分の役のものを自分で学んでモノにしていくわけですから。。
空中ブランコも歌もみんな彼女自身です。

しかし客入りが徐々に減ってきて、反対派も相変わらずの状態。
ジェニーと公演中のバーナムはジェニーに誘惑され、断ると
その直後の公演の最後不意打ちにジェニーにキスされた瞬間をタブロイド紙に写真をとられてしまいます。

フィリップは反対派に詰め寄られ、乱闘となりサーカスが放火されてしまいます。
バーナムはそのときニューヨークに帰ってきて火事にあったことを知り駆けつけます。

燃えさかる火の中、アンを探し炎の中入るフィリップ。
その直後、フィリップを救おうと炎の中へ入るバーナム。
バーナムはフィリップを、助け出し、フィリップは病院へ。
アンがそばでフィリップを見守ります。

バーナムのスキャンダルが新聞の一面にかざられ、
さらに自宅は銀行にさし押さえられ、チャリティは実家に戻ることになってしまいます。

バーナムがお酒を飲んでいたところ団員みんながきても
「給料は払えない」とだけ伝えるバーナム。

そこでレティに、
「母にまで疎まれ、存在を隠されていたわたしを救ったのはあなた」
といわれます。

「本当の家族を くれた」
と。

バーナムの歌が始まります。

ガレキの中残ったものこそ本物だ
全てを失っても得たもの、
それが僕を連れ戻す、君たちへと

他人の夢を生きていたことに、気づいた
これからは光に目をくらませない



物質をすべて失ってしまったバーナム。
だけど、彼は目に見えない「本物」に気づいていきます。

「他人の夢を生きていたことに、気づいた」

と歌詞にありますが、これはセッションでも時折あるテーマで、
自分自身ではなくたとえば親がなってほしい姿だったり夢だったり
つまり自分の夢だと思っていたけれど
実は自分ではなかった
ということもあるのです。

だからこそ、

本当の自分はなにを感じているのか

ということの大切さをよくお話しするのです。


バーナムはチャリティの実家へと会いに行きます。
そしてチャリティに
「成功を求めすぎた」
と伝えます。
これに対しチャリティは
「わたしは愛する人だけを求めた」
と答えます。
いいところの育ちでも、彼女は愛に飢えていたわけです。
だからこそ平凡でもいいので愛する家族とともに生活をしたいと願っていたのです。

場面は火事のあとのがれきになります。
みんなに銀行が融資してくれないことを伝えます。

フィリップには
「あなたのおかげで、すべてを失ったよ
残ったのは 友情と愛と誇りの持てる仕事だけ
人生の喜びを教わった」
といわれ、
フィリップがバーナムにもらったお金をこつこつ貯金していたことを告げ、
建物ではなくテントで
地上最大のショー(グレイテスト・ショー)
をはじめる、というオチになっています。

最後の最後で、バーナムはフィリップに帽子を譲り
「俺は子育てに専念する」
といい
娘のバレエを見ながら

「望みがすべて、かなう
不可能が、可能になる
壁など打ち破れ、今こそ

望みがすべて、かなう
身も心も満たされる
そんな世界が、いま 目の前に、、、」

といって幕を閉じます。

一番最後には

The Noblest Art is that of making others happy.
P.T.Baanam

(最も崇高な芸術とは 人を幸せにすることだ)

とありました。

わたしはこの言葉にも感銘を受けました。
自分が幸せで、でないとだれかを幸せにできないとわたしは思っています。
自分をすり減らして犠牲的になり誰かにエネルギーを注ぐと
いつか自分がボロボロになってしまいかねません。
人を幸せにするっていうのは、自分を幸せにできてこそだと思うのです。
それは自分を愛せない人は人を愛せないのと同じこと。

ずっと書いてきましたが、とにかく
しがらみにとらわれない自由なアイデア、そして実行力をもつバーナムは
とにかく

自分自身であること

への気持ちが徹底していたように感じました。

自分の居場所

とは

自分が輝ける場所

ということにも気づかされました。そこには

自分を愛することの大切さ

ということもリンクしてるんだなぁと思わさせられました。

This is me !

なんですよね!

最後に動画をいくつか。
キアラセトルの生歌披露。クランクイン前から感動です。
みんなの盛り上がり方がすでに映画になってるイメージ。


同じく、クランクイン前のワークショップから。


こちらはトレイラーです。


いい映画ですので、皆さまぜひご覧になってない方は見てはいかがでしょうか?



最後までご覧いただきありがとうございました。
れいあ
Posted byれいあ