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過剰な健康情報からの健康不安症候群

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はい、れいあです。

わたしはブログをいつもパソコンから打っています。
家にタブレット端末もありますが
やはりブログ更新などはPCで作業したほうが早いのでそうしています。
そんなパソコンの位置はリビングのテレビの真ん前。
つまりテレビを背にパソコンを打つ形となっています。
もちろん映像は背中側で後ろなので、まったく見えず音声のみが入ってきます。

うちの両親は健康情報番組が大好き。
というか毎日のようにどこかしらの局でやっているものなんですね。

時間帯的にわたしがパソコンを打っているとき健康情報番組がやっていることが多いのですが、あるとき

「危険」
「命に係わる」
「気にしないでいたら、とんでもないことに・・・」
「問題が発生」
「一命をとりとめました」

という健康不安をあおる言葉を1分間に必ず数回は言っていることに気づきました。
そんな言葉を番組中聴いているのですよ。
番組的には、警鐘を促しているんでしょうけどね。

それにしても、こんなに健康情報番組が溢れているのにもかかわらず
一向に病気の人が減らない、増えるばかりなのは何故なんでしょうか。

一つ目が、番組には病気や症状のプロモーションの意味あいがあること(検査に誘導させるなど)
もう一つが、健康情報番組を見ることにより、余計に病気について過敏になったり、健康不安を知らず知らずに無意識に増長させている点
だとわたしは感じています。

例えば、このところ肺炎に対する情報番組が多くなってきました。
たとえば最近では間質性肺炎についてなど。
これは一般的な肺炎とは症状や経過が異なります。
その原因はたとえば膠原病であったりすることがきっかけだったりするのですが
そのほかにも粉塵やほこり、ペットの毛、病院で処方される薬剤や漢方薬、サプリメントも原因となりうると考えられています。

すこし遡り、春~夏くらいは認知症についてあちこちでやっていました。
番組は違うのに、他の番組でも同じような病気を似た時期に取り扱うケースが多いなと感じます。
なにか「病名のプロモーション活動があるんじゃないか」(いや、絶対あると確信してますがw)というくらい、
その症状についてあちこちの番組で同じような期間にやっているかんじがします。
(もちろんなりやすい季節というのもあるかと思いますけど)

わたしたちは知らず知らずのうちに
本来健康なはずなのに「不健康」だというふうに心が認識しはじめるという可能性もあります。

今回は別にそういう番組をディスってるわけではないのですけどねw
(結果的にはそうなってきちゃうかなぁ。。)

数年前、痛みを抱えて病院に行きました。
検査の結果
「昨年まではこの数値は病気じゃなかったのだけど、今年から病気の範疇になるので薬だしますね」
この言葉に不思議な気持ちを抱いたわたしは医師にききました。
「去年だったら病気じゃなかったっていうことですか?」
「そうです。でも検査値が変わったんですよね。」
「それっておかしくないですか?確かに痛いから薬もらえるのはよかったけど・・・」
「医学界って結構こういうこと頻繁にあるんですよ。毎年のように検査値が変わるかんじなんです」
そういわれたことを思い出します。

また、夏デング熱が流行りましたね。
これについてもある知り合いの方が病院にいったときデング熱の話題になったそうで
「今年騒がれましたけど去年もデング熱ありましたよ?毎年のようにあります。テレビのいうこと信じてるのね・・・っていわれた」
と話してました。

わたしは以前から精神科の病気は「作られる」ものだと思っていました。
というか
なぜうつ病の人が増えたのか [ 冨高辰一郎 ]

この本を以前にも紹介したかもしれません。

ここで一つポイントになるのは、disease mongering(病気作り)の問題である。
これは、製薬会社が病気の啓発活動を過剰に行い、必要以上に薬の売り上げを伸ばしているという批判である。
最近欧米で批判されている代表的な疾患としては、小児の躁うつ病、男性型脱毛症、性機能障害、ADHD(注意欠陥多動性障害)、軽い高コレステロール血症がある。
その人の個性なのか病気なのか、治療すべきか、様子を見るべきか、判断が難しい疾患が多い。
特に正常と病気の鑑別が難しい精神疾患は、批判の対象となりやすい。
小児躁うつ病やADHDといった病気の場合、中核群はもちろん薬物治療を行ったほうがよい。
しかし中には薬物治療の不要な症例まで投薬を行っているのではないかという批判である。
(略)
日本では1999年以降に、うつ病患者が急激に増えている。
社会全体にストレスが増えて、そのためにうつ病になる人が多いという説明がある。
しかし、実際の統計を見ると、失業率や自殺率とは比例していない事実がある。
では何と比例しているのか調べてみると、
ちょうど1999年に、日本で初めて、SSRIという抗うつ薬が導入された年であり、
これがうつ病を大きくクローズアップさせた要因であることがはっきりしている。
実は他の先進諸国でも、これと全く同じ現象が起きており、
たとえば英国では、1987年にSSRIが発売されて、1990年代から、製薬企業は積極的なプロモーション活動を行い、
抗うつ薬の処方数が2.5倍に増加している。


時を同じくしてメンタルクリニックもすごい増えたなという印象があります。
わたしは爆発的にメンタルクリニックが増える前に通っていたとき、結構探すのが大変でした。
でも今は街のあちこちに看板を見かけるようになりました。

確かに心の病の場合、まわりが困るケースも往々にしてあります。
認知症にしてもそうだけどね。
だから、やはり一定の基準としての病名は保険などを含めた枠組みとして必要なんだろうなと思うこともあります。
だけど、なんでも「○○予備軍」などのようにしてしまうのはいかがなものかとも思います。
メディアはこうした医療業界のプロモーションがとても多いような気がするのです。

かつて医療改革があって、病院の経営が大幅に変わることになりました。
医療業界そのものが揺らぎました。
そんなこんなの影響で病院を経営できなくなるケースも多いのです。
そういうことを考えると、何がいけないんだという犯人捜しよりは
やはりホリスティックな見方をしていくと
健康情報番組のようなものは必要以上に不安をあおる番組構成はやめたほうがよいんじゃないかと思います。

一方、こんなケースも。。。
友人から昨日、相談したいことがあるというメールがきました。

「一人で働くのはキツかったんですが、仕事はやり甲斐があり、先生の事も尊敬していて、
自分の中では一人でも頑張るしかないと思ってやってきました。
でも今思うと体調が悪くても我慢していた部分もあり、
気持ち的にも余裕がなく休みの日も仕事のことを考えてしまう癖がつき、
ストレスも溜まっていたのか
今年の夏の終わり頃から体調を崩すようになりました。」

「耳鳴りや目眩もそうなんですか、一番辛いのが口の中に苦味を感じるようになったんです。
最初は胃も調子が悪かったので、内科に行ってお薬をもらい飲むと胃は楽になりましたが苦味は取れず、
耳鼻科に行っても気のせい的な扱いを受けてしまいました。
その後自然と消えたんですが、今またその症状に悩んでいます。
何をしていても口の中が苦く、背中なども痛み病院で自律神経が乱れてるせいだと言われました。
常に緊張型とゆうか、今気持ちに余裕がなく気力もでません。」

返事を書いたとき、
「わたしは医者じゃないから、漢方薬局をオススメする」と前置きしましたが、
(※医者じゃないと病名診断はできないので。薬剤師さんなら病名診断できなくとも私より知識あるし)
口の中の苦味と言ってまず思い出したのが逆流性食道炎でした。
でも内科にも行って薬が出たようだしなぁと思いました。

背中が痛い、口の苦味、耳鳴り、めまい、
そしてなんといっても「働きすぎ」というのが一番の原因だとは思うのですが
詳細にはカウンセリングをしつつ、というのが理想だなと思いました。

病院ではこういう時苦しくても「自律神経の問題」で終わってしまうことが多かったりします
(わたしも同じように悩んだ経験が多いので)
詳細はカウンセリングをしていかないとわかりませんが、
まずは身体を休めることが一番大切です。
過労の状態は胆のうに負担をかけている状態(肝気鬱結)です。
そんなわけで胆汁の逆流も思いました。
背中が痛くなるというのも五行でいう「木」の行と関係がありますから。
彼女はすでに漢方相談に行って薬をもらっていたけれど
「漢方薬局でれいあさんと同じこと言われました」
といってました。

わたしは漢方にはあまり詳しくないのですが、かつて薬膳を勉強していた経験があります。
「肝気鬱結」というのは疲労があまりにもたまりすぎてしまい、
「気」が滞ってしまっている状態をいいます。
これらの気がオーバーの状態になり
「肝火」の状態になっているのではと思いました。

「肝火上炎」というのは肝鬱などで鬱滞した気が「火」と化し(肝鬱化火といいます)
熱邪が肝経を上逆したことによって起こります。
この状態は耳鳴りや不眠、口の苦さなどやイライラして怒りっぽい状態をひきおこします。

アロマでマッサージなどの方法を友達はきいてきたのですが
彼女はラベンダーとゼラニウムを持っているということだったので
ゼラニウムをツボにつけるという方法をメールで送りました。

ホメオパシーだとNux Vomicaというレメディが思いつきました。

ナックスボミカ 30C
このレメディは一般的には二日酔いや食べ過ぎなんかのレメディなのですが働きすぎの人にいいレメディ。
消化器系(吐き気、嘔吐、食べ過ぎ飲みすぎ、胸焼け、胃酸過多)疾患のほか肝臓疾患にも役立ちます。
イライラや怒りで不活発になった肝臓を正常な状態にするレメディでもあります。
負けず嫌いだったり自分を限界まで追い込むようなタイプの人にあっているものです。

肝臓とイライラとオーバーワークがひとつのレメディの傾向になってるなんて。。。
ホメオパシーってみていくとどこか五行とも相通じる部分も時折あったりするんですよね。

しかし、やはりストレスと様々な疾患は大きく関係してくるんだよなぁと思いました。

この本を今読んでいるのだけどね
つくられる病 [ 井上芳保 ]

社会学者さんが執筆されたからか、ちょっと文章にまとまりがなく読みづらいうえ
極論すぎたりする反面、説得力にもかけたりしますが、
わたしにはなかなか納得できることというか、意見に同調できることもありました(何故に上から目線?w)
やはり検査の値がころころ変わっていておかしいと思う人はわたしだけじゃなかったんだと思いました。

また、陰謀論ちっくになるけれど、新薬開発のことだとか、生命保険についてだとか
こういうのっていろいろウラがあるじゃないのかなとは常々思っていることです。

今度書こうかと思ったのですが
このブログでも一番人気の記事

認知症改善にアロマを取り入れる時に気をつけたいこと on March02, 2014
http://funkysista.blog88.fc2.com/blog-entry-3000.html

このときの鳥取大学の浦上教授の本を借りてきているのですが

アロマの香りが認知症を予防・改善する [ 浦上克哉 ]

こうあります

「わたしたちが効果があるとしているアロマセラピーの内容が十分に伝えられていないようにも感じています。
たとえばローズマリーの精油はローズマリー・カンファーでなければいけません。
他のローズマリーでの効果は不明です。
本書は認知症予防と改善のためのアロマセラピーについて正しい知識をきちんと紹介しなければと思い出版しました」

以下れいあ補足。
ローズマリーの精油は大きく3種類あります。

・cineole(1,8シネオールが半分近くある。ユーカリなどに近い)
・verbenone(胆汁分泌促進。デトックスに)
・camphora(⇒脳や筋肉の刺激。明晰にするカンファー成分。肩こりにも)

詳細はこちらに書いてあります↓
ケモタイプ精油とはon April04, 2013
http://funkysista.blog88.fc2.com/blog-entry-2780.html

認知症に効果があるのはcamphoraなのですが
テレビではこれについて言及されていなかったようです。
でも認知症にアロマが!ということでアロマ業界も大騒ぎでした。
ここぞとばかりに昼用アロマ、夜用アロマのブレンドを売り出したくらい・・・
なんだかなぁ~と思いました(笑

だけど、みんな、テレビで認知症の恐ろしさやニュースみたいな形で流されているのを見て
「それを改善する救世主」みたいに受け取ってしまうのも仕方ないかもしれません。

しかし、アロマ業界も、精油に混ぜものをして売っていることを、仲介業者すら気づかないことも多く、
流通量と生産量につりあいがとれていないんですね(それくらい混ぜものがアロマオイルでは多いの)

これについての詳細はこちらもどうぞ↓
アロマブレンドのコツ&精油選びのポイントon May22, 2014
http://funkysista.blog88.fc2.com/blog-entry-3052.html

浦上教授の本については何か書きたい内容があればここに書いていきますが
こんなふうにメディアに健康情報が踊らされてしまっている状態です。

先ほどの「つくられる病」の本では
コンドロイチンやヒアロルン酸は飲んでも胃酸でとけてしまうのできかないことなど書かれていましたが
そういうときこそ自分にどんなものがあっているのか知りたいですよね。
(そんなときのキネシオロジーですねw)

3年前に亡くなった大叔母の部屋からすごい量の皇○が出てきました。
あのコンドロイチンだかヒアロルン酸の高いサプリメントね。
大叔母は猫を飼っていて猫に食事を与えたりしていましたが
自分ではあまりちゃんとした食事をとっておらず、
だけど膝がとても痛いらしく歩くのがやっとだったのです。
わたしは祖母の介護をしていたため、大叔母のところまで距離もあり、いろいろできなくて無念に思っているのですが
大量のサプリを見て一縷の望みだったのだなと思いました。
消費されていなかったのは、飲んでもきかなかったのか、しまいこんで忘れたのかは定かではありませんが
年金を食事以外でこういう形で使ってしまうのを見ているので、なんかこういうの切なくなります。

健康情報番組を見るたびに健康についていいことを知った気持ち以上に
実は「健康に対しての不安」て根付くものなんだと思うのですよね。
健康情報もほどほどにね、と思います。

もしこういう情報がなければもっと必要以上に健康に不安を感じなかったかもしれませんからね。
もちろん生活習慣などの改善も必要かと思いますが
人間身体が資本とはいえ、やっぱりそんな資本を動かす心、とっても大切です。

今回いろいろ書いてきましたが
医療を否定しているわけではありません。
ただ、なんでも病気にカテゴライズしたり、症候群として病気未満なのに病気扱いしたりして、
なんだかおかしいなと思うことが多い気がしたんです。

ツイッターをやっていたときにもつぶやいておりましたが
拡張版、というかんじです。

やはり健康の源である心に影響するわけですから
不安はできるだけつくらないようにしていきたいものですね。
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