in レッスン

花魔女れいあのアロマレッスン ★Lesson2★ 若返りの錬金術

-- COMMENT
はい、れいあです。
前回のアロマレッスン、どうでしたか?

Blogで学ぶ花魔女れいあのアロマレッスン ★Lesson1★ 近代アロマテラピーの始まり
http://funkysista.blog88.fc2.com/blog-entry-3113.html


アロマの学科試験は歴史を覚えたり、精油の化学を覚えたり、
学名を覚えたり、解剖学をやったり・・・
結構その範囲が広いんですよね。
だけど、ここでは学科試験対策のためにレッスンしているわけではないので
あくまでもユル~くいきますw

では、前回の記事の復習です。

アロマテラピーという言葉を作ったのは次のうち誰でしょう?
1.イブン・シーナ
2.ジャン・バルネ
3.ニコラス・カルペパー
4.ルネ・モーリス・ガットフォセ





答えは4.ルネ・モーリス・ガットフォセですが、
すべてアロマと深い関係があり、アロマの歴史的にも重要な人物たちです。

また、1.イブン・シーナは今回の登場人物でもあります。

前回は100円ショップのアロマは工業用フレグランスなので
効能に期待したりするなら気を付けてね~!
ということで終わりました。

じゃあ、天然のものかどうか、どうやって見分ければいいの?

ということについてですが
ビンや箱の裏を見ると「フレグランス」と書いてあれば
それは効果を期待できるものではありません。

以前ネットで売られているもので東南アジアの花のアロマオイルがほしくて
珍しいので購入しようか考えていたときのこと。
それはフランギパニの花でした。

妙に珍しいのでよ~~~~~~~く見てみると・・・
「フレグランス」とありました。

おしゃれな雑貨店に入るとリードディフューザーが置かれておりますが
あれはフレグランスのほうで人工的な香り。
こういうのがリードディフューザー↓


リードディフューザーは雑貨としては大好きですが
中には人工的すぎる香りで、ちょっとなーと思うものも多い。
精油を使ったものもありますが精油の特徴でもある「揮発性」があるため、香りがすぐとんでしまい、
もう少し香りを楽しみたいかなと思ったりすることも。

人工でも好きな香りならそれだけでも十分ですが
マッサージしたり、芳香によって効果を得たいようなときは
100%天然の原料を用いたアロマにしましょう。
「100%ピュア」
とか
「100%天然」
と書いてあるものがいわゆるアロマ”セラピー”として使われるオイルです。

お店で確認するときは箱の裏を見て
「抽出方法」が書いてあれば、それは天然のもの。

精油(いわゆるアロマオイル、エッセンシャルオイル<E.O.>とも)の「抽出方法」には、いくつか種類があり、
中でも一番有名なお花や植物の葉などからの抽出方法は
アロマの歴史とも深い深いかかわりがあります。

中でも一番メジャーな抽出方法は、

水蒸気蒸留法

という方法です。

アロマオイルは、前回も書いたように
お花をぎゅぎゅぎゅぎゅーっと凝縮させたもの。

そこでちょっと考えてみてください。
どうやってお花からオイルを抽出すると思いますか?

まず原料となる植物を釜に入れて下から蒸気を当てて蒸していきます。
次に蒸気の熱で、気体が発生したものを管に集めて水で冷やします。
下に水分(芳香蒸留水)と上に精油というように分離させていきます。
水に溶けない精油成分だけを取り出すとアロマオイルになります。

下にたまった水分はいわゆるフローラルウォーターと呼ばれているものになります。
フローラルウォーターには精油がある程度溶け込んでいるため
精油と同じように香りや効果があるので化粧水のように利用したりもできます。
ローズウォーターやオレンジウォーター(ネロリ)、
ラベンダーウォーター、カモミールウォーターなどがありますが
わたしも化粧水として用いたりしております。

そして、アロマやハーブで有名なものとしてハンガリアンウォーターがあります。

芳香蒸留水は精油を作り出すときの副産物的なものなのですが
一方でハーブをアルコールで浸し抽出したものを「チンキ」というんですね。
ハンガリアンウォーターについては諸説ありますが
ハンガリアンウォーターには、なぜそう呼ばれるのかという有名なエピソードがあります。

なぜハンガリアンウォーターが有名になったかというと

若返りの水

っていわれているところにあるのです。

このハンガリアン・ウォーターのハーブの正体は、ローズマリー。

なぜここまで、この若返りの水とまでいわれるようになったのでしょうか?
ローズマリーというと、集中力や記憶力を高めたりしてくれるアロマですが
先日、認知症にもよいということで有名になったブレンドの朝に香りをかぐほうの精油でもあります。
またローズマリーには鎮痛作用があって
血行促進、新陳代謝、抗酸化作用などもあるスグレモノなのです。

14世紀ハンガリーにエリザベートという70代の王妃がいました。
エリザベートはリウマチにかかっていたといわれていて手と足がひどくいたかったようです。
そのことを知った錬金術師がエリザベートに献上したものが、
のちに若返りの水ともいわれるようになった、ハンガリアンウォーターでした。

なぜ若返りの水と呼ばれるようになったかというと
この水を塗ったか飲んだか諸説あるのですが
すると、みるみるうちに、痛みがとれていったんだそうです。

それだけでも、おお~っ!って思いますが、それだけでは終わりませんw

70代の王妃は若々しくなっていき
お隣の国、ポーランドの王子(20代)に一目ぼれされ、プロポーズされ、
ハンガリーとポーランドは一つの国になったといわれていますが、
このロマンスは当時のヨーロッパで知れ渡り
美貌を取り戻し、痛みが消え、元気になっていったこのエリクサーについて
この話が書かれている古典の文書から
さまざまなレシピが研究されているんです。
この研究家の中には
「ローズマリー水を売ろうとして調合した人々が商品に箔と信用をつけるために、考え出したというのが、一番的を射た見方だと思っている。」
というふうな見方をする人もいるようなので一応w

このハンガリーウォーター、Wikipediaにこう書いてあります。

ハンガリーウォーター(英語:Hungary Water)、ハンガリー水、ローズマリー水は、ローズマリーを蒸留して作られたリキュールである。(このwaterは水剤(液状の薬)を指し、のちに香水も意味するようになった。)
ローズマリーの有効成分や強い芳香成分が含まれており、当初は薬酒として作られた。
12世紀の修道女ヒルデガルト・フォン・ビンゲンが発明したと伝えられるラベンダー水(ただし、ヒルデガルトは彼女の著書で、ラベンダー水に言及していない)と同様に、
ヨーロッパにおけるアルコールベースの香水の起源のひとつといわれている。


ここに登場するヒルデガルトは昔ブログにも書いたのですが
ヒルデガルトはハーブの歴史を語る上で重要な人物になってきますが
今はアロマのお話なのでこれ以上はここでは書きません。

蒸留法で作られるハンガリーウォーターは、ローズマリーを何度も蒸留する必要があるため、技術的に難しく高価であり、一般に売られている価格ほど安く作ることはできない。
そのほとんどは、ローズマリーをアルコールに漬けたチンキか、アルコールや水に、ハンガリーウォーターやローズマリーの精油を少量混ぜただけのものである。


「四回蒸留した生命の水(アルコールのこと)を三、ローズマリーの枝先と花を二とせよ。これらを密閉容器に入れ、五〇時間、微温に保ち、その後、蒸留せよ。毎週一回、朝、この一ドラム(分量)を食物か飲物に入れ、服用すること。さらに、毎朝、あなたの顔と傷んだ脚をそれで洗うこと。」

古いレシピでは、ローズマリーの枝葉と花(もしかしたらタイムも)、強い蒸留酒が使われていた。
後世には、ラベンダー、ミント、セージ、マジョラム、コスタス(木香)、オレンジの花、レモンなどが加えられた。
王妃エリザベートに関する言い伝えでは、手足のしびれを治すための外用薬として使用されている。


ハンガリーウォーターの誕生には、蒸留酒の存在が不可欠である。
11世紀頃に錬金術師たちによって、蒸留酒の製造技術が確立されとみられる。
蒸留酒(スピリット)は、アラビア語のアル・イクシル(al-iksir、霊薬)に由来するエリクシル(羅: elixir)、または生命の水(アクアヴィテ / 羅: Aquavitae)と呼ばれ、薬として利用された


そこで「錬金術」のお話になりますが
精油を得るヒントは錬金術にありました。
ちなみに8世紀の錬金術師マルクス・グロエクスは、白ワインを蒸留した記録を残しているそうですが
アロマと錬金術は、切っても切れない深い関係にあるんです。

みなさんは錬金術ってどんなイメージがありますか?

錬金術って本当は「化学」なんです。
蒸留酒の作り方も、もともとは錬金術の実験からはじまりました。
現に多くの化学薬品が錬金術の過程で発見されたこともあり、
錬金術が化学を発達させたといってもいいと思います。
でも魔術同様、錬金術に対し、あまりよくないイメージを持つ人もいるかもしれません。

キリスト教は錬金術と魔術をあまりよく思いませんでした。
否定的に扱うばかりか(黒)魔術のような扱いをしてきたのです。
(魔女狩りはその典型例ですけどね)
その一方、イスラム教で錬金術は肯定的に受け入れられてきて、
精油大きな発展をとげたのです。

ここでまた人物が出てきますが
この水蒸気蒸留法は

イブンシーナ(アヴィケンナ、ともよばれるペルシャの人物)

によって確立された抽出方法と冒頭で書きました。

イブンシーナ(980~1037)はイスラムが生み出した最高の知識人と評価されていて
ヨーロッパの医学や哲学に大きな影響を与えた人でもあります。

彼は18歳の頃にアリストテレス哲学を習得し、医学方面においては精油の蒸留法を確立させたものを
「医学典範」(al Qanun fial-Tibb カノン)に著したのですが
「医学典範」は17世紀頃までヨーロッパの医大の教科書として使われていた本でもあります。

こんなふうにイブンシーナは水蒸気蒸留法を理論的に医学に応用させたアロマテラピーの基礎を作った人でもあります。

ちなみに、そんなこんなが記された「医学典範」は古代ローマの軍医の著作をもとに編纂されています。
その古代ローマの軍医とはディオスコリデスという人で
あのネロ皇帝に仕えたといわれている人でもあります。

このディオスコリデスあたりもアロマの学科試験の基本ですが
「薬物誌 (De materia medica マテリア・メディカ)」
を著した重要人物として学びます。

薬物誌は約600種の植物について書かれたもので
中世から近代ヨーロッパ、そしてアラビア世界でなんと千年以上にわたって利用された本でもあるんですね。
中でも「ウィーン写本」という写本が一番有名です。
(このウィーン写本も試験に出ます)

そんなディオスコリデスの薬物誌をベースに書かれ、
これにヒポクラテスやアリストテレス、ガレノスあたりの哲学を入れたものが
哲学者であり医者でもあったイブンシーナの医学典範です。

そのあと16世紀に、やはりアロマの歴史の有名人物が出てきます。
錬金術師であり医術他を行っていたパラケルスス(1493-1541、スイス)は、
四大元素(火、風(空気)、水、土)を再発見した人物でもあり、亜鉛元素を発見した人でもありますが
これまでの登場人物より独特の思想を持つ人で
ちょいとオカルト思想を持っていたりもしていて
「賢者の石」をもっているとされていました。
パラケルススは世界をマクロコスモス(肉体・気・魂)とミクロコスモス(地上界・天上界・霊界)に分け考えたり、
植物の形態と医学を融合させた理論も展開したのですが
ラテン語をドイツ語に翻訳したことでハーブを普及させた重要人物でもあります。

そんなパラケルススはイブンシーナを批判しました、
「古い医学の弊害を浄化する」
といってイブンシーナの「医学典範」などの医書を焼却したといわれています。

エピソードはここまで試験では出てきませんが
こんなふうにアロマを深めていくと
自然と錬金術のルーツを探ることになっていきます。

今回水蒸気蒸留法をイブンシーナが確立したと書きましたが
フローラルウォーターが下、精油が上のほうにあるというのは
個人的にオーラソーマを思い起こさせました。
というのはオーラソーマとカバラの深いかかわりを連想させるからです。
オーラソーマボトル(イクイリブリアム)の上層は顕在意識、下層は潜在意識を表します。

ヨーロッパにおいては錬金術が主流な一方、
ユダヤではカバラ(口伝)が主流ですが
錬金術はこの世の中にあるすべての創造を神が行ったとされるものを人間が行うことで
人間が神の立場になるということをも意味したもの(だから教会には都合がよくなかった)

カバラの場合は、何よりも言葉が重要とされているため
その点が錬金術との違いだったりします。
日本の言霊の考えとも似ているかもしれませんが
カバラでも文字や数字、言葉には神秘的、魔術的な力があるとされているのですが、
この力をコントロールすることで神のように創造することができるとされているところが違う点でしょうか。

ちなみにカバラの発祥にはこういう説もあるそうです。
それはアダムがエデンを去る時に、
このことを憐れんだ大天使ラツィエルが
二つの知恵を伝えたといいます。
その知恵とは、ひとつが錬金術で、もうひとつがカバラ、だったとか。

今日書いてきたことは、大昔のことであるため諸説入り乱れてはおりますが
なんというか深いつながりを感じるたびに
ロマンとオカルトを感じてうっとりするれいあさんなのであったw



★フェイシャルヒーリング★
毎日様々な感情が心で生まれ、それは表情となってお顔に刻まれていきます。
お顔の筋肉やお肌にはこれまで生きてきた感情が蓄積されています。
 フェイシャルヒーリングではアロマオイルを使用し、お顔の反射区のトリートメントにより蓄積された感情を解放していきます。
 また、美肌効果、化粧ノリなどもよくなります。
1回 50-60分 5,000円
詳細は・・・↓こちらをどうぞ♪
http://www.akiseikotsu.in/facial.html
  • Share