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競馬界への提言~ウマが好きだからいえること

2013年10月21日
競馬
はい、れいあです。

先日も菊花賞の予想の最後でお伝えしましたが
しーちゃん&れいあで「競馬界への提言」というテーマにおいて
それぞれ思うところを語っていきたいと思います。

・・・といいますのも、最近になってようやく読んだんですよ。
藤田騎手の本。。

騎手の一分 ――競馬界の真実――


この本は発売から3週間で6万部を超えたもので
いわば競馬界の暴露本?みたいなかんじですね。

その中にはG1予想コラムをいつも書いてくださってるしーちゃん師匠が
以前から記事に書かれていること、指摘してることが多くありました。
しーちゃんもこの本を購入したそうですが、
これらについてはしーちゃんのようなコアな競馬ファンからよく問題視されてることでもありました。

しかし、しーちゃんは競馬ファンであり競馬関係者というわけではありません。
この藤田騎手の本は現役ジョッキーが「ジョッキーをやめる覚悟で書いた本」ということもあり
今年の春に発売されたものですが、かなりの衝撃を与えたようです。

読んでみると、あ、これもしーちゃんが前から言ってた、これも!というかんじで
素地があったためと藤田騎手の「アニキ的」語り口もあってすんなりと読めました。

全部読み終えてみて、知ってたことも多かったこともあって、
ちょっと微妙な気持ちも生まれました。

ちょっとあたしの書いたのが長くなってしまったのですが・・・
また書いていけたらと思っています。

そんなわけで
「しーちゃん師匠はファンとして今の競馬界についてどういうふうに思っているのか」
について、予想以外にも書いてみないかというお話をしたところ快諾してくださったので
まずはしーちゃんの考察からドゾ!

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どもども、予想ではありませんが失礼いたします。
今回、レイアさんが「競馬に関する考察」を書くという話があり、
つい最近気になった事があったのでオイラも一筆書かせてもらおうかと。
もちろん、あくまでも1ファンとしての意見でオフィシャルではありませんし
「へぇ~」と読んでもらえれば幸いです。

1.デムーロにみるJRA騎手試験のありかた

気になったというのはこのニュース。

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M・デムーロ、JRA騎手試験不合格…ショックで姿見せず
「JRAは17日、14年度新規騎手免許1次試験の合格者の受験番号を発表。
通年免許取得を目指したミルコ・デムーロ(34=イタリア)は不合格となった。
7人が受験した中、ただ1人突破し、最終試験に進んだのは11年3月に現役を引退した柴田未崎元騎手(36=斎藤厩舎調教助手)だった。
「一生懸命やったつもりでしたが、このような結果になりました。今後どうするかはまだ分かりません」」
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「え?なんで?」とも思いましたが
「あぁ、またやったんだ・・・」とも思いましてね。

もともと、地方競馬所属の騎手もそうだったのですが
海外の騎手がJRAで騎乗するには色々と制約がありまして。
その国から出走馬を連れてくるとか、数か月の短期免許を取って日本滞在とか。
そんな中での今回、海外所属の騎手に門戸開放、ということで。
でも、実績もそうだけど、文化や言語にしてもその馴染み方とか、
「デムーロルール」だと思ってたんですよね。
つまり、M・デムーロをJRAの所属にするためにできたルール、ってこと。

でも、結果は不合格。
イタリア人で日本語も堪能な彼ではありますが、筆記試験は日本語か英語。
このあたりでもうハンデがあったことは否めませんが
それにしたってこの「筆記試験」って何?ってことで。
いや、必要だとは思いますけどどんな内容なのか。
可視化というと言葉は重いですが、どんな試験でデムーロが何点だったのか。
ちょっとわかりませんよねぇ。

で、思ったのは、地方競馬所属の騎手がJRA所属になることができる、となった時のこと。
今でこそ、岩田康成、内田博幸、小牧太、戸崎圭太などが顔をそろえますが
昔は中央で乗る、というだけでハードルは高かったんですよね。
佐々木竹見も石崎隆之も的場文男ももっと中央で見たかったよなぁ。
そこに風穴を開けたのは誰あろうアンカツこと安藤勝己。
やはりそこでは「アンカツルール」が発生し、見事中央競馬所属に。
・・・の前に、やはり一度落とされてるんですよね。
その後、世論が「何で落とすんだ!」という声で大勢を占めることとなり、
「アンカツルール(改)」となって無事にアンカツはJRA所属となりまして
数々の名勝負で見る者を魅了してくれたのです。
正直、来年は受かるだろう、デムーロも、と思います。

あれだけ日本競馬に、日本文化に順応してる外国人騎手を知りません。
オリビエ・ペリエよりずっと上ですよ。
だってね、デムーロは競馬新聞読むらしいんですよね。
それに、東日本大震災の後で日本全体が元気がないときにドバイワールドカップを
ヴィクトワールピサで制して日の丸を誇らしげに掲げてくれたりだとか、
去年の秋の天皇賞、天覧競馬で勝ち、下馬し天皇陛下に最敬礼をするという
名シーンを生み出してくれたりした実績も申し分ないですよね。
いろんな意味で「見せて」くれて「魅せて」くれる騎手だと思います。

何でしょうね、そこには「すぐには受からせないよ」という
ちょっと高圧的なところだったり、「決まりは決まりですから」という
お役所的な部分も感じずにいられません。
もちろん、あまりハードルを下げ過ぎると誰でも彼でもとなってしまうので
ある種の抑止力は必要だと思いますけどね。
まぁデムーロが通年でいるとまた中堅・若手騎手の乗鞍が減っちゃうと思われますので
それはそれで…
そのあたりには以前コラムで書いたエージェント問題なんかも関係してきます。

ただ、競馬はスポーツであるとともに、「興行」でもあると思います。
お客さんが見たいものを提供する、というのが基本ではないでしょうか。

オグリキャップに湧いた頃から早四半世紀、売り上げが下がり続ける中で
最近はお題目のように「ファンサービス」「ファンのために」と言っているJRAですが
本当にそう考えているのかちょっと疑問なのです。

先述した試験が密室で行われたように、もっとオープンにしてほしいことがあります。
まずは、枠順について。
G1が特に顕著なのですが、どうやって決めてるのかいつも不思議に思います。
去年のオルフェーヴル、6戦走って5戦が大外枠でした。
約35万分の1の確率だそうですが。
一昨年くらいからですか、G1になると武豊はいつも8枠でした。
それがちょうどいわゆる「社台との確執」などと言われたころと重なったこともあって
JRA陰謀説みたいなのもまことしやかに流れだし…それについては何も言いません。
陰謀なんかない、と思っていますよ、えぇ。
でも、痛くもない腹を探られないためにも、公開で枠順抽選したらいいのにな、と。
昔はガラガラポンやったはずなんですけどね、面倒になっちゃったのかな。
本当にファンサービスを考えるなら、それこそファンを入れてイベントにしたらどうでしょうか。
アイドルのじゃんけんだって日本武道館が埋まるんですよ、
それを楽しませることとする、ということではアイドルにも大いに学ぶべきだと思いますね。

2.「審議」についての疑問
それと、未だに不明瞭なのが「審議」。
基準が明確じゃないうえに、最近改正されて
例えば騎手はアウト、馬はセーフ、みたいなこともあるんですよね。
要は騎手は騎乗停止、馬は着順変更なし、みたいなね。
これだと、早い話「やったもん勝ち」ですから。

どうしても落としたくないレースなら、馬主や調教師に言われるかもしれないし。
それに、昔はいわゆる審議の青ランプがレース中でもそれらしい場面があると
点くもんでした。

でも、今は被害馬からの申請によって審議するかどうか決まる、みたいな。
今年のアタマ、中山競馬場に行ってたんですよ、あたしゃ。
その日のメインはAJC杯でございまして。
その時のパトロールフィルムをどうぞ。

2013年 アメリカJCC パトロールビデオ ‎– YouTube


これ、おわかりになりますよね?
これで審議にならないんですよ。
で、ゴール後、後検量のあたりで異議があったんでしょうね、
なかなか確定しないなぁ、と思ってたら10分くらい経って「審議」と。
でもって、騎手はアウト、馬はセーフ。
解せないですねぇ。
もちろん、自分が馬券を外してたということもありましたが。
特にこのときは騎手が外国人でした。
例えば、短期免許が今日までだとしたら最後だから…とか騎乗停止ないから…
などと考えてもおかしくないのではないでしょうか。
何より、場内に何の説明もないということが問題だったと思います。
次のレースもありますし、ちゃんと説明しないと
殆どの馬券購入者は外れた、と判断してしまいますよね。
恐らくこのAJC杯でも、外れたと思って馬券を捨ててしまった人がいるのではないでしょうか。
もしそうなった場合、換金されてない宝くじと一緒ですから
胴元丸儲けですよね、もちろん胴元はJRAです。

3.JRAのめざす「ファンサービス」はどこへ?
ギャンブル、という側面…いや、それが本当なんでしょうけど
もっと親しみやすいものにするためにはやはり裾野を広げることだと思うんです。
家族連れが来やすい、子供の遊び場所がある、ご当地ものが食べられる、等
もちろんJRAも努力はしているようです。
実際、ここ20年くらいで競馬場の雰囲気は一変しました。
そういったハード面が整備される中で、ソフト面はどうなんでしょうか。
名勝負、好レースが見られればまた見たいともなるのではないでしょうか。
馬券代なんてすばらしいレースを見せてくれた鑑賞料金みたいなもんですよ、
とはもちろん負け犬の遠吠え以外の何物でもありませんが。

凱旋門賞など、「世界との戦い」もファンにはとても興味をそそられます。
でも、外へ打って出るだけではなく、迎え撃つのも興奮するもので
日本でも「国際G1」と銘打たれたレースがいくつかあります。
しかし、思ったほど外国の強豪馬が集まらないという現状。
日本の賞金は世界でもトップクラスなのに。
代表的なのが「ジャパンカップダート」。
以前は東京競馬場だったのですが、阪神競馬場に移行されました。
ここには大手馬主の意向があったとかなんとか・・・。
ダート競馬が盛んなのは圧倒的にアメリカです。
そして、アメリカの競馬場は全てが左回り。
東京も左回り。
阪神は右回り・・・。
競走馬の故障はそのほとんどがカーブで起きるように、
最高速でギリギリのカーブをまわってくるのです。
普段右回りをしたことがないアメリカの馬がそこまでのリスクを背負って
やってくると本気で思っているのでしょうか。

春先に行われる「フェブラリーステークス」もひどい。
ダート王を決める戦いが芝スタートってなんですか?
ダート1600mをやりたいのならそれをできる舞台を用意するのが当然じゃないですか。
じゃなきゃ2100mにするとか、何かできないものなのでしょうか。
さすがに「ジャパンカップダート」は中京(左回り)開催になるようですが。

まだ言いたいこともあるのですが、あまりにも長くなるのでこのあたりで。
JRAの関係者が見たら激怒されるかもしれませんが
良くなってもらいたいと思うからこそ言っているのです。
と、最後にすかさずフォロー。
でもホントにね、競馬好きだからこそ、
興味もってもらいたいな、と思うからこそコラムも書かせてもらってるのでね。
もちろん、こちらのブログに書かせてもらうことについても
場違いじゃないか、自己満足だけじゃないか、と思うこともありますが
異空間だからこそ何かちょっとでも届いたらいいな、と思いながら
何とか読んで面白いと思ってもらえる読み物にしたいと思って書かせてもらってます。

JRAだけに言いたいこと言ってもなんですので
オイラのコラムにももし何かご意見、ご感想、異論反論ありましたら是非お寄せください。
今後に役立てたいと思っています。

ということで、また週末にお目にかかりますね~。
クルクルパペッポパペッピポヒヤヒヤドキッチョのモーグタン♪(知ってる人いるかなぁ・・・)

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はい、れいあ再びwです。

しーちゃん、ありがとうございました。

そういえば先日ウチパクこと内田騎手が年間100勝をあげました。

今現在のリーディングジョッキー

川田将雅 105勝
福永祐一 102勝
浜中俊 101勝
岩田康誠 100勝
内田博幸 100勝

という順位になっています。

またつい先月までサマージョッキーシリーズというのがJRAで開催されまして
毎年夏競馬の時期は「サマーシリーズ」というのが開催されてるんですね。
今年の成績は・・・

サマースプリントシリーズ⇒ハクサンムーン
サマー2000シリーズ⇒トウケイヘイロー
サマーマイルシリーズ⇒フラガラッハ
サマージョッキーズシリーズ⇒岩田康誠騎手


というかんじでポイントで争うものなんですが
ポイントのつけ方や対象レースはどれかなどは
こちらをご覧ください。

2013年サマーシリーズ
http://jra.jp/datafile/seiseki/summer/2013.html

あたしは岩田ファンなので素直におめでとうといいたいところなんですが
武豊騎手は2位で内田博幸も2位だったのですね。

こういうとアレですが、武豊ファンの方でアンチ岩田の人って結構多いのよw
何もかもが対照的すぎるからかもしれませんw(あたしはそれが好きなんですが)
そういうアンチ岩田から今回のサマーシリーズでいわれているのは
内田博幸が2位だってことよりも
「武豊がなんで1位じゃないんだ!」
というくらいインパクトのあるレースをしたようなんですね。
そこで採点方法についても様々な意見が噴出しているようで・・・

あたしは岩田が一番好きだけど武豊も好きなんですよ。
岩田君も武豊は尊敬するジョッキーであって
武豊を尊敬してない、一目おいていないジョッキーっていないんではないかというくらい
「神」なんですよね、あの人は。
なので、好きを超えてしまったような崇拝者も多いし、
その分逆に「アンチ」もいるわけですが、、、

あたしは特別にこの騎手嫌い!って人がいないんですね。
(競馬について無知ってことといつもエア馬券ってこともあるかと思いますが)

なので、一番いわれてたのが
「なんで岩田が一位なんだ。たくさん乗ったからってだけじゃないか!」
って意見。
あたしは「岩田君、多く騎乗してがんばってるじゃない!」って思ってたの。


でも以前しーちゃんがブログ記事にも書いていた
「エージェント制度」
というものが結構クセもの
なんですよね。

武豊の騎乗が減ってしまったのは、ここにあるわけで。。
このあたり、藤田騎手の話にたくさん書いてありました。

冒頭で100勝以上あげたジョッキーを書いていきましたが

「多く勝ったからといって、うまい騎手とは限らない!」

という内容について、その理由が書かれていたわけです。
そして武豊くんの成績は7位で80勝です。
それだけ彼が乗るレースが少ないということもあります。

では、なぜ彼はこんなに少なくなってしまったんだ?
と思われるはずですが、そこについて鋭く藤田は書いていたんですね。

「ユタカさんが近年なかなか勝てない理由としては、まず大手クラブからの騎乗依頼が減ったというのがあるけど
それ以外にも数々のG1馬を所有していた有力馬主との関係悪化もあると思う。
基本的にその馬主は気に入った騎手に対してはすごく協力してくれる人なんだけど、
その人から「お前、乗れないな」みたいなことを言われて、
あの温厚なユタカさんが怒ったというんだ。」

JRAの馬主になるには
「年収2000万、資産1億4000万以上で、毎年何頭か馬を買えること」
が条件だといわれています。


そんなこともあって「一口馬主」というものも存在し、
500分割などして、その一口分を払うというわけです。

馬主というのはいわゆる普通の稼ぎの人ではなかなかなれません。
藤田騎手も
「馬主というのは個性の強い人が多い」
といっていますが様々なようで
口出しを一切してこない馬主さんから
色々口を出す馬主さんまでいるといいます。

予想記事で何度か「乗り替わりがあるので不安」と書いたりしていますが
これまでその騎手がずっと乗り続けた馬が力をつけるくらいまでなり、
重賞に出るようになるまで強くなったら騎手を変える事も多々見受けられ、
しかしそういうことはジョッキーとしては、
「これまで信頼関係を築き上げてきた馬に乗れない=失業」
ということになってしまいます。
ジョッキーはそういう乗り替わりがとても不安なんだそうです。

ここで、つい先日川須栄彦騎手のインタビューがNETKEIBAにあったので抜粋しますね。
川須騎手は北海道で滞在競馬をしている、調教中に落馬し骨折したそうなんですが、

「滞在競馬は、普段調教をつけている馬にそのまま競馬でも乗るケースが多いから、
休んでいる間にほかのジョッキーが乗って、そのまま戻ってこなくなったり…。
だから、早く乗りたい!っていう気持ちでいっぱいでしたね。
ほかのジョッキーが乗って権利を取ったりしたら、もう戻ってきませんからね。
やっぱりジョッキーは体が資本だということを実感したし、ジョッキーにとって一番怖いのはケガだなって。」

詳細はこちら↓
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=24445

藤田騎手の本では、特に外国人騎手の乗り替わりについての不安を書いていたのが印象的でした。

あたしの中で印象が強い外国人騎手への乗りかわりは
やはり池添騎手のオルフェーブル
オルフェは2010年の2歳新馬戦のときから池添騎手が大切に乗ってきた馬です。
しかし海外遠征・フランスでのフォワ賞でスミヨンに変わりました。
それもわかるんですよね、なんというか、フランスなので、日本人には乗せなかったことも。
でも池添騎手はそんな昨年の凱旋門で乗らせてもらえなかったことから、
今年は凱旋門賞のオルフェーブルのあん乗が決まる前にフランスに遠征までしていたんです。

池添謙一騎手がフランス遠征、凱旋門賞目指す 2013年01月26日(土)12時00分
「凱旋門賞・仏GI(10月6日・ロンシャン)での騎乗指名を目指して“主戦”が渡仏を決めた。
池添謙一騎手(33)=栗東・フリー=が、この春フランスに遠征することが25日、明らかになった。
滞在期間はロンシャン開催がある4月7日から6月10日の約2か月間を予定。
「オルフェーヴルの現役続行と、今年も凱旋門賞に挑戦することが決まってからですね」と池添は経緯を明かした。
 昨年のフォワ賞と凱旋門賞ではスミヨンに乗り代わりに。
コース経験がないことが、オーナーサイドの決断に至ったことから、ロンシャンでの騎乗回数を重ねることで経験値アップに努めることが最善と判断した。


オルフェの馬主はサンデーレーシングで、大手クラブです。
そして生産者は社台コーポレーション(白老ファーム)とやはり大手になります。

しかしそこまで頑張ったのに今年も池添は凱旋門でオルフェに乗せてもらえず、
今年の凱旋門で日本馬は2着でした。
オルフェは帰ってきてから池添と再びコンビを組み、有馬記念の出走で引退するそうだ。
池添騎手の無念な気持ちを想像すると心が痛んで仕方ない。

もちろんオーナーとしてはお金を出す側なので「勝ってほしい(=かせいでほしい)」というのは当然の話。

でも騎手がほれ込んだ馬、育ててきて勝ったという馬を
このような形にしてしまうのは
やはり日本の競馬というものはギャンブルをベースに作られてきているからだと
藤田騎手は語っている。

騎手の立場という意味で、藤田騎手はこれを
「あっさりクビになってスミヨンに替えられたじゃないか。
それでフランスから戻ってくるとジャパンカップではまた謙一(池添)に依頼した。
もし俺が謙一の立場なら、絶対そんな依頼なんて断るね。
いったんクビにされたんでしょう。
俺の中のオルフェーヴルはそれで完結したってことだ。

こんなことしていったい誰が得をするというのか。
外国人騎手だけでしょう。
こんな仕打ちをされても大手クラブだから仕方ないと思っている騎手も中にはいるようだ」

外国人騎手をありがたかっているのは日本人だけなんだそうだ。

「何度も海外遠征に行っているけど、こちらが一生懸命頼んだって海外では全然乗せてもらえないんだ。
アメリカに行ったときなんか調教すらのせてもらえなかった。
これは俺だけとか日本人だけじゃなくて、どこの国でも外国人騎手に対してはそれが普通なんだ。
つまり通常は騎手が外国の競馬で活躍しようと思ったら、長期間住みながらコツコツ実績を積み上げて
何年もかけてようやくその国の一流馬を任せてもらうものなんだ。
それなのに何故か日本人だけが外国人騎手をありがたがっている。

日本には充分に乗せてもらえず、稼げない騎手が山ほどいるのに。

エージェント制度の導入や外国人騎手の多用によって、長期的な視野で騎手を育てようとする風潮がなくなっているけど、
このままでいいとJRAは本気で思っているのだろうか


そんな矢先、しーちゃんがお話をされていますが、
昨年秋の天皇賞で天皇に敬礼パフォーマンスをした
ミルコ・デムーロがJRAの騎手試験に落ちたそうな・・・

日本人ですが最近では戸崎騎手なんかが大井競馬から中央にやってきて活躍してますが
戸崎騎手も何度か騎手試験に落ちてるようなんですね。
260px-Keita-Tosaki20110605.jpg
リアルインパクトで勝ったときの戸崎騎手(2011年安田記念)

そして、岩田君も地方組ですが、
当時はしーちゃんも書いてた「アンカツルール」なるものが存在していて(今はないらしい)
詳細は今は省きますが、アンカツとは今年引退された安藤(勝)のことで
一次試験の免除岩田君なんかはあったわけ(それでも2回落とされている)

デムーロが落ちたという情報はしーちゃんからきいたんですが
2ちゃんなんかでは
「岩田より日本語がうまいのに何故?w」⇒岩田は結構何をいってるかわからないときが多いw
といわれてJRAを叩く人が多い一方で、
「これでデムーロが落ちたことで、外国人騎手が日本で免許とろうとあんまし思わなくなるぞ。
外国人騎手を抑えるためにはよかったんじゃないか?」

という意見などありました。

ミルコ・デムーロはイタリア出身ですがイタリアの競馬界というよりもイタリア自体の経済が危ないので
日本にきてる部分もあるんですね。

財政危機がイタリア競馬を終わらせる恐れ(イタリア)[開催・運営]
イタリアの競馬界および生産界全体は、農務省が国内の財政危機のために2012年9月~12月のすべての賞金支払いを差し止めていることから、消滅の危機に晒されている。
 イタリアにおける重大な経済問題一般と政府の事実上の崩壊の中で、競馬関係者たちは少なくとも2014年までの期限において、政策に関する政府の“優先順位”により差し止められている獲得賞金を手にする見込みは小さい。」
http://www.jairs.jp/contents/newsprot/2013/19/3.html

あたしはデムーロ好きなので、受かってほしかったなぁ。。。
400px-Mirco-Demuro.jpg


そして同時に凱旋門記事の時に書きましたがドイツのノヴェリストを先程池添のことで書いたけど
社台グループが購入したらしいです。
つまり日本で種牡馬入りすることになったわけです。

ノヴェリストは凱旋門に出走予定だったけど熱発により直前で出走を取り消した馬だったものの
キングジョージVI&クイーンエリザベスSでレコード勝ちだった馬。
社台は色々と話題が尽きないですね。


あと藤田の本では岩田騎手の追いのフォームについても結構批判をしているのですが
岩田の乗り方は馬に負担をかけるということと、フォームが美しくないことについてありました。
彼なりの「騎乗美学」みたいなものを感じさせられました。

しかしこの追い方に至ったのは、岩田が地方競馬から中央へきたという中から
地方時代に編み出した方法ともいえるとあたしは思っていて、
中央競馬ではいいウマに乗れるかもしれないけど
地方競馬にいる馬は中央ほどいいウマはいないわけで、
そんな中勝つために編み出した方法じゃないかとあたしは思っているんですね。
中央に来たものの、その追い方で勝ち続けてきたわけなので
そのあたり事情が違う部分もあるのでは?と思います。

しかし、この追い方で岩田が勝ち続けているからかわかりませんが
(というか岩田は勝負根性が強くて勝ちにいく、勝ちにこだわるタイプという部分が一番大きいと思う)
最近では蛯名騎手をはじめとして様々な騎手が真似をしているんです。

岩田のこの追い方は「猿ダンス」ともいわれててw
猿がダンスしてるみたいに馬のリズムにあわせて動いてるかららしいですがw
蛯名騎手は真似しているようだけどうまくリズムに乗れてないとかいわれていて
「蛯名が海老ダンスを踊ると失速するからやめてくれ!」
と競馬ファンからいわれてたりしますwww

確かに蛯名騎手にはあわないフォームなのかもしれません。
だけどあたしは、蛯名騎手が勝ちたいと思って、岩田の乗り方を研究してるところに好感がもてます。
一方藤田騎手は競馬界では「番長」ともいわれてる?ようですがw
エージェント制度についても
「騎乗依頼がたくさんあって、強い馬に乗せてもらえば誰でも勝つ」
というようなスタンスで本は書かれてて、
あたしとしては複雑な気持ちではあります。
そして「結局JRAが悪い」にすべて落ち着いてしまうというところが幼稚な展開だなと・・・

でもしゃべりとしては面白い人ですよ↓これとかすごい笑えたwww
藤田伸二 2013/08/24
「強い馬に乗ればつかまってても勝てるんで・・・w」
「ディープインパクトとか誰が乗っても勝てるんじゃないですかねww」
「馬券でメシ食えるんだったら騎手やめますもんw」
「騎手は週休5日なんですよww」
「岡部さんは英語を流暢に話してて、ウマをGoodboyってなだめるけどそれ牝馬だったんですよw」
「後輩の黒岩(騎手)が渋谷を歩いててブルーベリーあるといってたらBurberryの店だったw」


藤田はしゃべりが面白いんで興味ある方は見てくださいなw

http://www.youtube.com/watch?v=c_E-Bc-jTwI&list=PL9D0F12A8B712362C&index=14
(埋め込み禁止だったためクリックしてくださいw)

そんなJRAは来年度の騎手免許試験で引退騎手の復帰条件を緩和したそうですが
中央所属騎手が減っていく一方であることを受けてのことらしいです。
昨年引退した23人のうち8人が、まだ体力面に余力を残す20代(当時)だったそうです。
藤田騎手はこれについて、かなり憂いていました。

若くてもやめて調教師になる人も多く出てきてるらしく、
騎手という職業について根本的なことを、まわりの環境について含めて書いてありました。
地方から中央への騎手をふやすとかいうわけにはいかないんでしょうかね。。

岩田騎手もインタビューで「JRAをもりあげなあかん」ってよく言ってるんですが
やっぱり色々と転換していかないといけない時期なんだろうなと思っています。

そんな中、やめる覚悟で勇気を出して出版したのであれば
次のステップで、藤田騎手はJRAを変えていくために最初から
「焼け石に水だから」と書いてありますが
当事者として少しでも扇動することはできないのかなと。

こういう人(JRAにいえるような人)こそ必要だと思うんですよ。
ここで何もしなければ、暴露本?書いて「昔の競馬界はよかった」ってだけの人になってしまうし、もったいないと思うんです。

ということで、今後も騎手やめずにやっててほしい、もしくは調教師になるとか
彼には何らかの形でこの先もJRAのオブザーバーでいてほしいなと思っています。


そして高速馬場についてですが
高速馬場というのは芝を短く整えて、タイムを少しでも早く出すためにそうしてるらしいのですが
ヨーロッパの馬場なんかは芝がもっと長く、スローペースだと藤田騎手は書いています。
この高速馬場については、馬の故障の原因といわれていることですが
これについては「検証したけどそんなことないよ」というふうに
JRAの競走馬総合研究所の検証では出た模様です。

JRA競走馬総合研究所
http://www.equinst.go.jp/JP/

このあたりは実際走っている騎手のほうが印象としてわかりやすいかとも思うんですがどうなんでしょうかね。
というか、あたしはそこまでタイムを出してほしいとかは願っていないんですが。。。

しーちゃんも上記のコラムでファンサービスについて最後書いていましたが
あたしはタイムを短くすることが、イコール、ファンサービスだとは思えません。
騎手であれば落馬はある程度覚悟しないといけないのかもですが
馬にしても騎手にしても、正直使い捨てという印象が強いんですよ、現状だと。
馬もデビューして走れなくなれば。。。故障してしまったら・・・
その後どうなる可能性が高いのかは「農林水産省」管轄ですのでお聞きしたいところですが
基本的にタブーになってるようですね。

競走馬も騎手も「使い捨て」というふうにファンから見えてしまうのが現在のJRAの状態だと思います。
騎手は所属の厩舎がないフリーであれば「営業」して乗らせてもらえるように努力をしていました。
しかし、このエージェント制度は多忙な騎手にはいいのですが
これから有望な新人とか、まだあまり勝てていない騎手には、
ますます「乗らせてもらえる機会」をなくす制度でもあり、
先程も少し書いたように、育ててきてようやく競走馬が勝てたと思ったら
強く有名な騎手に乗りかわるという現状があります。

なんというかうまく機能していないかんじがしますよね。

藤田ジョッキーの憂いはわかるのですが
ここは、やはり先程も書きましたが「仕方ない」「焼け石に水」ではなくて
もっと行動力のある人が動いていって
流れを変えて改善していくことが一番だと思うんですね。
武豊も騎乗依頼を少なくされてしまったにも関わらず、カムバックしてきたじゃないですか。。。
あたしは武豊騎手を応援したいし、藤田騎手も応援していきたいです。

あたしは競馬のことはあまり詳しくはわかりませんが、競走馬もジョッキーも大好きです。
走ってる馬、騎手、ともにかっこよくて大好きです。

馬券を買う人への還元もさることながら
JRAは根本的な見直しを迫られてる時期にきてると思っています。


JRAさんがんばってください。
今度は天皇賞、楽しみにしてますよ!


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