In Loving Light & Universe, Heal the World

【映画】イントゥ・ザ・ワイルド

2010年02月17日
遊・戯・戯・言

イントゥ・ザ・ワイルド
http://intothewild.jp/top.html

先日久々飲みに行ったバーのカウンターで常連さんなんかといろいろお話ししてたんだけど
お店の方に「映画好き?」ときかれ、
「この映画、たぶんすごく共感すると思うし、絶対あってると思うから見てみな」
っていわれTSUTAYAで借りてきました。
映画そのものは2007年の作品で、一年前にDVDも出されたので、知ってる人は多いかもしれない。

これはノンフィクションの映画だ。
主人公の男性は大学を卒業したあと「決意」して家を出る。
これはそんな彼の放浪の旅の物語。
この彼は裕福な家で育ったのだけど、
物質の世界がとってもイヤになり、人間関係のしがらみとか断ち切って
たった一人で放浪の旅に出るというヒッピーの物語。
あたしはレイブカルチャーからヒッピーカルチャーに入った人で
この主人公とは逆のアプローチで自然への憧憬や精神性を見いだしていったけど
この彼は何でも買ってくれる親のやりかたに疑問を感じて旅に出た。
生活の中で「文明」だとか「カネ」に嫌気がさし
「自由」を大自然の中で得ようと一人で旅をはじめる。

あたしは小さい頃、昨年亡くなった祖父が
遊びにいくたびにお小遣いをくれたのだけど
小さなあたしはそれを嫌がった。
あたしがほしかったものはお金なんかじゃなかった。
祖父に甘えたり、愛されたかったけど
毎回お金をもらいにいってるかのような状況にある種の抵抗をかんじ拒んだことがある。
普通、小さい子はお小遣いをもらい喜ぶのに
あたしは変わっていて、そんなじゃなかったんだ。
今はむしろほしいけど(笑)
自分が社会人として実際に労働し、賃金を貨幣という形で得たとき
ようやくお金の意味がわかってきたかんじだった。

主人公の彼は両親の前では「イイコ」を演じていた。
だけど守られてるのは「偽りの安全」と感じバックパックの旅をする。
彼は途中先々でたくさんの出会いがあり、愛を知るのだけれど
彼はあくまでも”Alone”という立場を貫き通しN(North/アラスカ)へと向かう。
メインはその旅先であったことや彼のフクザツな家庭(愛人の子供だったと途中で知ったことで覚えた親への憤り)

アラスカに到着し、彼は本来の「自由」を得るはずだった。
だが自然は実に厳しかった。
アラスカにいく直前、一人の老人と出会い「養子にならないか、私の孫に」とまでいわれたが
「帰ってきたら話そう」といいアラスカに断固として向かうことを曲げなかった。
アラスカについたのはいいが、本当に「荒野」で、動物を殺して食べていかなければいけなかった。
しかしそう簡単に「獲物」すら現れず彼はどんどん飢餓に陥っていく。
植物の実などを食べようとし、そのため本で調べたりしていたのだけど
最終的には植物のもつ毒によりマヒ症状がおき飢えて死んでいってしまう。

よく自然というと、とても美しいものを想像しがちだが、それは人々が抱く幻想にすぎない。
自然が持つダークサイドはあるのだから。
前にも書いたけど、だからこそ、商業的に自然環境を謳うようなLOHASの考えは好きじゃない。
自然は実際にはとても厳しく、だからこそ感謝し、有り難く、美しく捉えるのであって
ブランドもののエコバックに群がる女性はナンセンスで浅はかだとしかあたしには思えない。
どこか本質を履き違えてるのが残念でならない。

主人公は、そんな中で最後の最後に「叡智」を得る。
しかしそれに気付くのはあまりにも遅すぎた。。。?
・・・いや、違うとあたしは思う。
彼は気付けたという意味で幸せだったし
彼の生きざまは、彼と関わる人々に強いメッセージをもたらした。
彼はそのような生き方をし、一生を終えてしまったのは、一見不幸と考える人もいるかもしれないが
このように映画化までされ、その疑問や精神性が強いインパクトとともに
あたしたちはそれをメッセージとして受け取っている。
これこそが彼の運命の役割だったのかもしれない。

アラスカに行くまでは
「人間関係なんてなくたって神様はあらゆるところに新たな喜びを用意しておいてくれてる」
といい、他の人たちと出会っても最後まで孤独を通し続け、アラスカに旅立っていくのだけど
症状が悪化していく中で
「幸福が現実になるのは誰かとそれを分かちあった時だ」
ということにようやく気づくのだ。
そして彼は最後の最後に、それまであんなにまで憎み、否定し続けてきた両親の姿を思い浮かべる。
もしボクが今、両親の胸の中に飛び込んだら・・・と想像し息絶える。



とにかくこの物語は自分や弟の精神面でオーバーラップする部分が多く
ずっと泣きっぱなしでした(苦笑
わからないけど、もしあたしが男性だったらこの主人公のような生き方をしてたかもしれない。

あたしの弟は昔バックパッカーだった。
弟もまた人間関係のしがらみから逃れ一人になりたいといって日本を出て行ってしまった一人だった。
弟もあたしも、今ある状態が「苦痛」でしかなく「束縛」に感じられ
あたしもかつて親の干渉を極端に嫌がり家出を繰り返したし、
弟も自由を求めて家を出て行った。
しかし弟はバックパック中に病気になり、高熱を出し、日本には戻れたけど、そのときはかなりきつかったといっている。
そして偶然にも同じ時期にあたしもリンパの病にかかり高熱を出し臨死体験をしたということがあり
あたしはこのときの経験から精神世界に入ることになった。

よく人からうちの姉弟がいわれることは
「いつも遠くを見てるね」
ということだ。
これはどんなに好きでつきあった人がすぐ隣にいたときでも
あたしは常に遠くを見てるらしく
それが相手に淋しさを感じさせてしまうということもよくあったようだ。
しかし、この「遠くを見ている」意味合いがずっとわからずに悩み続けた。

これは10代のころからずっとなのだけど
よく10代の頃は誰かとつるんだりするかもしれないけど
あたしはそういうことがどうしてもできなかった。
自ら人から離れようとしてたので「プライドが高い」といわれたりしたし
そんなあたしをよく思わない人たちも当然ながらいたようだ。
でもあたしにはそんなことなんて興味がなかった。
社会人になっても、同僚がかつて
「明日、ランチを誰と食べたらいいのかで悩む」という姿をみて、あたしにはそれがわからなかった。
一緒にランチしたり夜飲んだりして上司の悪口いったりすることがコミュニケーションなのだろうか?
なんてずっと思っていた。
だから自分はあえてそういう場所には近づかないようにしていたし、
しかしそうすることでいっそう周りからあたしという人間は不思議がられた。
だけどあたしはそういう一定のスタンスをおかなければ自分が自分でなくなる気がしていて
自分のアイデンティティのあり方についてや他人と距離感の葛藤、
なんといってもコミュニケーションのとれなさに常に悩まされた。

10代のあたしがずっと感じていたことは
「誰かと一緒にいるほうがよほど一人を感じてしまう」ことだった。
あたしには、それが逆に辛くて辛くて仕方なかった。
しかしそんなことを人に話しても常に不思議がられてしまうし、わかってもらうことなど一度たりともなかった。

「誰か」という他者の存在がある限り、
それはあたしにとっての「永遠の孤独」であり闇夜のように感じられた。
自分がこの世に産み落とされた瞬間、
それは自分というひとつの「分離」した存在になってしまう。
いわばそんなかんじの孤独感だ。
その孤独感は、宇宙の中にたった一人きりになってしまったようなものであり、
自分がどこに属することもなく、ただ、生きているだけの無意味な存在に思えてならない時が今でもある。
しかしそれは永遠の楽園でもあるということに瞑想をしはじめて気付く瞬間がでてくるようになったのだ。

だけど人にそんなことをいってみたって、この感覚を理解してもらうほうが難しい。
自分が誰かに理解してもらわなくても
自分が誰かを理解しようとつとめれば
いつかきっと、わかりあえる日がくるのかもしれない、
そんなふうに思ったりした。

大切なことは他でもない、
自分を理解したりわかってもらいたいときは
人を受け入れ、理解することだ。
あたしにはまだまだむつかしいけれど。

この映画で印象的だったのは
それまで主人公が使っていたのは"Alone"だったのが
アラスカで一人で死んでいく直前には"Lonely"に変わっている点だ。
aloneは「単独行動」などの意味合いだけどLonelyは「孤独」だ。

Aloneは他の誰かがいるからこその「単独行動」であって
Lonelyはまるっきり一人きりということ。
この二つのコトバは、精神的な意味合いが強いのではないか、なんてふうに思った。

結局人間は一人きりで生きていくことはできないのだ。
人間関係の摩擦やらストレス、問題などあげたらきりがない。
しかし、おそらくは、そうだ。
そんなストレスや問題こそがその人その人に与えられた「課題」であって
それはチャレンジであり、ギフトへと変えていくことで人は成長していくのだ。
人間関係のしがらみでかかえる苦しみやもがくことは自分の魂のトレーニングにほかならないのだろう。
そして、そんなものを乗り越えた先には、しなやかな精神的な強さだとか人に対するやさしさを身につけていける。

それは苦しみを経験した者にこそ与えられる、かけがえのない宝だ。
そのような苦しみを経験することで人は喜びの度合いがいっそう増したりする。
そうやって物事や存在に感謝できるようになっていくのだ。

しかしもがいている間や葛藤は実に辛い。
今目の前で、こういうことが起きてるけど、これは自分に何を教えてくれるのだろうか
そんなふうに考えながら生きていくことで徐々にタフになっていける。
痛みを経験することで誰かの痛みをわかることができる。
傷つく体験をし、明日は、誰かに心からやさしくすることができる。
そういう人との係わり合いの感情体験の中で、人は気づき、学び、魂は成長していく。

この映画にみる主人公の生き方は正直いって、あたしみたいな人間は憧れを感じる。
だけどもっともっと身近にある自分への課題をブラッシュアップしていくべきなんだと思った。
だって答えはすべて自分の中にあるのだから。



最後に、このステキな映画を教えてくれた人に感謝します。
ありがとう!
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